円山応挙は生涯で30匹以上のかわいい犬の絵を描いた犬好きだった?

みなさまは「円山応挙」をご存知でしょうか?

おそらく社会の教科書で一度お目にしたことがあると思います。

「円山派」の祖である円山応挙は、写生を重視した画風を確立させ、国宝にも選ばれる作品を世に送りました。

そんな教科書にのるくらい超すごい円山応挙ですが、実は超かわいい仔犬を描いた作品もたくさん残しているんです。

そこで今回は、かわいいもの好きの円山応挙をご紹介します!

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円山応挙ってどんな人?

名前円山応挙
(まるやま おうきょ)
生没年1733年 – 1795年
影響を受けた画家石田幽汀
代表作品『雪松図屏風』(1768)
『保津川図屏風』(1795)

江戸時代中期~後期、化政文化の絵師。

「円山派」の祖であり、写生を重視した親しみやすい画風が特色です。

そして、円山応挙は「犬をキャラクター化した」「足の無い幽霊を描いた」人物だと言われています。

西洋絵画の遠近法や透視的な写実方を取り入れるなど、日本絵画史の基礎をつくった画家です。

略歴

年齢出来事
1733年0歳現在の京都府亀岡市で、農家の次男として生まれる。
1748年頃10代後半狩野探幽の流れをくむ鶴沢派の画家・石田幽汀の弟子になる。
1753年頃20代京都四条通の尾張屋中島勘兵衛という玩具商に勤める。
1759年26歳京都風景の眼鏡絵を多数制作する。
1766年33歳「応挙」を名乗り始める。
1795年63歳逝去

画風

「円山派」の祖である円山応挙は、写生を重視した親しみやすい画風が特徴。

円山派とは、京都を中心として興った、文人画や奇想系とともに生まれた画派です。

応挙は完成画においては写生の導入を部分的にとどめる一方,東洋画の伝統をも配慮しつつ平明な装飾的画風を確立しました。

応挙の弟子の中で特に優秀な10人は、「応門十哲」と呼ばれています。

コトバンク

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 - 円山四条派の用語解説 - 江戸時代中期に興った画派。円山応挙が開いた円山派と呉…

 

代表作品

『雪松図屏風』円山応挙  / 左

『雪松図屏風』円山応挙/ 右

作品名雪松図屏風(国宝)
製作年
所蔵三井記念美術館
サイズ縦 155.5 × 横 362.0 cm

 

円山応挙の犬作品

朝顔狗子図杉戸

『雪松図屏風』円山応挙

作品名朝顔狗子図杉戸
(あさがおくしずすぎと)
製作年1784年
所蔵東京国立博物館
サイズ 縦 81.3 × 横 168.5 cm

杉戸絵ということもあり、琳派の絵のようにデザイン性が高く、すっきりとおしゃれな印象。

朝顔の中で遊ぶ愛らしい犬の姿を上手くとらえ、人々の心を射止めるほのぼのとした作品にしたがっています。

人々に身近なものにも「美」を捉えるセンスが応挙の人気の秘密です。

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柳下狗子図

『柳下狗子図』円山応挙

 

作品名柳下狗子図
(やぎしたくしず)
製作年1789年
所蔵大乗寺(兵庫)
サイズ75.0 × 133.5 cm

柳の下で遊ぶ仔犬の姿が描かれています。

お尻をあげている姿から、地面に落ちた柳の葉を引っ張って遊ぶ仔犬らしい様子が伺えます。

円山応挙は子犬の動作情景を的確に表現しているため、「応挙の狗」と言われ独自に人気を集めています。

 

狗児図

『狗児図』円山応挙

作品名狗児図
(くじず)
製作年18世紀
所蔵
サイズ

なんとも心地よさそうな仔犬の寝顔。

一番下の白い犬はちょっと重そうですね。

このように成犬ではなく、仔犬ばかり描かれているのを見ると、昔からこんまりとしてコロコロと丸いものが好きという日本人の感性は変わっていないように思えます。

 

狗子図1

『狗子図』円山応挙

作品名狗子図
(くしず)
製作年
所蔵個人蔵
サイズ

この時代、犬を屏風にするのは応挙くらいでした。

いかに応挙が犬好きだったのか分かります。

また、頼まれて描いたとは思えない量の仔犬の絵が残っているのも不思議です。

残っている作品の一部を数えるだけでも、30匹以上の犬を描いているそうです。

 

狗子図2

『狗子図』円山応挙

作品名狗子図(くしず)
製作年
所蔵個人蔵
サイズ

舌を出した仔犬を描いたのも応挙くらいと言われています。

応挙は創造性に富んだ画家だったんですね。

 

仔犬図

『仔犬図』円山応挙 / MIHO MUSEUM

作品名仔犬図(こいぬず)
製作年1785年
所蔵MIHO MUSEUM
サイズたて 54.5 × よこ 82.4 cm

落款には「天明乙巳初夏」と書かれています。

「天明」は年号、「乙巳」は年、「初夏」は季節を表しています。

 

雪中狗児図

『雪中狗子図』円山応挙

作品名雪中狗子図
製作年 
所蔵個人蔵
サイズ

まだ写真も無い時代に、ちょこまかと動き回る仔犬たちの一瞬を捉える動体視力、それを絵におこす技術。

何気ない作品からも応挙の技量の高さが分かります。

かわいい。

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