びじゅチューンの「雪中のフォーメーション<山>」が可愛かったので「雪中の狩人」を調べました

雪中の狩人

突然ですが、あなたはNHKの「びじゅチューン」をご存知ですか?

「びじゅチューン」とは国内、国外のアートを音楽に乗せて紹介する番組です。

こちらの番組を制作しているのは、井上涼さんというアーティストなのですが、なん「びじゅチューン」の「出演」「作詞」「作曲」「歌」「アニメーション制作」を手がけているというとんでもない方です。

そんな井上涼さんによる「雪中のフォーメーション<山>」という曲がなんとも心地良かったので、作品を調べました。

ということで、今回ご紹介する絵画はピーテル・ブリューゲルの「雪中の狩人」です。

 

ピーテル・ブリューゲルってどんな人?

名前ピーテル・ブリューゲル
生没年1525年-1530年頃 – 1569年
影響を与えた画家ヒエロニムス・ボス
代表作『農民の踊り』、『子供の遊戯』、『雪中の狩人』

 

ピーテル・ブリューゲルの犬作品

『雪中の狩人』(1565年)

Wikimedia Commons「雪中の狩人」
作品名日本:雪中の狩人
オランダ:Jagers in de sneeuw
アメリカ: The Hunters in the Snow
制作年1565年
所蔵美術史美術館、ウィーン
サイズ117 cm × 162 cm

ルネサンス的田園風景画の代表作と言われている『雪中の狩人』。この『雪中の狩人』がいかにすごいのか見てみましょう。

 

ここがすごい1「遠近法」を巧みに使っている

『雪中の狩人』は遠近法を巧みに用いている作品です。下の3つで構成されています。

  • 手前:犬と左下の狩人たち
  • 真ん中:スケートを楽しむ村民たち
  • 奥:雪が積もった山岳

このように対象物を配置することで絵全体に奥行きがある作品となっています。

 

ここがすごい2 コントラストがいい

『雪中の狩人』はコントラストの表現もいいです。

左下の狩人と犬たちは背中が丸まり、顔も地面を見て歩いて、酷く疲れた様子です。

対して、真ん中の村民たちは婦人も少年もスケートをして楽しんでいます。この対比が人間の喜怒哀楽、生活の貧富、人生の浮き沈みなどを思い浮かばせるのです。

 

ここがすごい3 犬がいっぱいいる

犬ぞりをしたのか、探索をしていたのか、疲れ切って14匹の犬。(ヤギっぽい動物もいますが)犬がいっぱいいる。それだけでこの作品はすごくいいのです。

そんな14匹の犬たちを歌にしたびじゅチューンの『雪中のフォーメーション<山>』が良いです↓

1コマチ、2みすず、3ももちゃん、4きりちゃん、5ココ、6まい、7ビビ、8トロちゃん、9まなちゃん、10ひじき、その他。

10匹までは名前がつけられていますが、4匹は「その他」というくくりで名付けられています。

 

▲『雪中のフォーメーション<山>』が収録されているのはこちら。『何にでも牛乳を注ぐ女』も収録されています。

▲びじゅチューンのフィギュアもあります。

 

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雪中の狩人
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