今回は、2004年に公開されたドラえもんの劇場作品『ドラえもん のび太のワンニャン時空伝』をご紹介します!
ドラえもんは2005年に大山のぶ代さんから水田わさびさんに声優交代されていますので、この作品は旧ドラえもん最後の作品です。
ところで、ドラえもんの映画には子供たちに向けてメッセージがあるのはご存知ですか?
例えば、
- 『ドラえもん のび太とアニマル惑星』(1990)→「自然破壊は絶対だめだよ!」
- 『ドラえもん のび太と翼の勇者たち』(2001)→「異文化を差別してはいけないよ!」
というような感じです。
そして、本作品はもちろん「動物は大切にしなくてはいけないよ!」というメッセージ。
これだけだと簡単過ぎますので、大人になった今、メッセージの全貌を明らかにしてみました。
前半は作品の紹介、後半は作品の考察という構成でお送りします!
『ドラえもん のび太のワンニャン時空伝』の作品情報
作品名 | ドラえもん のび太のワンニャン時空伝 |
ジャンル | アニメ |
公開年 | 2004 |
監督 | 芝山努 |
キャスト | ドラえもん(大山のぶ代) のび太(小原乃梨子) しずかちゃん(野村道子) ジャイアン(たてかべ和也) スネ夫(肝付兼太) |
- 旧ドラえもん作品を監督してきた芝山努さんの最後のドラえもん作品
- 旧ドラえもん声優陣最後の作品
- 旧スネ夫役(肝付兼太さん)と新スネ夫役(関智一さん)の共演作品
- 旧ドラえもん作品の中でも絵が新しい
『ドラえもん のび太のワンニャン時空伝』のあらすじ
ある日、のび太は川で助けた子犬に「イチ」と名付け飼い始める。
その後、のび太の元には町中の野良犬や野良猫も集まり、手に負えない状態となる。
のび太たちはイチらの今後のことを考えて、自由に暮らせる3億年前の世界に連れていった。
そして「明日、必ず来るからね」とイチと約束し、一行は現代に帰る。
次の日、のび太たちはイチの元へ向かうが、時空間の「ねじれゾーン」に巻き込まれイチの時代から1000年経った世界に着く。
その時代には進化した犬と猫による文明社会があった-。
『ドラえもん のび太のワンニャン時空伝』の3つのおすすめポイント
「のび太く~ん!」から映画が始まる異例の作品
ドラえもんの映画といえば、のび太が「ドラえも~ん」と叫んでいつも映画が始まります。
しかしこの作品は、ドラえもんが「のび太く~ん!」と叫んで映画が始まる珍しい作品です。
画像のシーンの後、夕日のカットを経てタイトルが映し出されます。
大人になったしずかちゃんが見れる!
「のび太の結婚前夜」(1999)やアニメの未来に行く回で大人のしずかちゃんを見ることができますが、本作品では少しリアルな大人のしずかちゃんを見ることができます!
しずかちゃんの他に、のび太、スネ夫、ジャイアンも歳をとったり若返ったりします。レア回!
動物だけの国の世界観や小ネタがおもしろい!
写真は犬のおまわりさんと迷子の子猫ちゃん。
有名な動揺「いぬのおまわりさん」をワンシーンに取り入れるなど、遊び心がおもしろいです。
この他、「無免許で車を運転するしずかちゃん」「ミッ〇ーそっくりの猫の絵」など本筋とはあまり関係がないところも見どころ(笑)
『ドラえもん のび太のワンニャン時空伝』を見た感想・レビュー
アマゾンレビューでは高評価の☆4.1!「泣ける」「感動する」という感想が多いですね。
評価: 5.0犬も猫も飼ってるのでこういう話には弱いです。子供にもみせよう。のび太と犬の絆良いですね。
評価: 5.0今までたくさんのドラえもん映画を見てきたけど、ここまで泣いた映画は初めてかも。
島谷ひとみさんの歌ともマッチしててとても感動しました。
何度見ても飽きないし、何度見ても泣ける。
評価: 5.0キャッチコピーも良かったし、時空を超えて出会うのがすばらしかった。主題歌のyume日和の『明日また幸せであるように』という歌詞も心に残った。全てを見て、ワンニャン時空伝は感動する作品。
(アマゾンレビューより引用。一部省略。匿名。)
『ドラえもん のび太のワンニャン時空伝』はどんな人におすすめか
- ドラえもん映画が好きな人
- 泣ける系、感動系が好きな人
- アニメが好きな人
ドラえもん映画の中で1番好きという方が多いみたいですね。
にちゃんねる(現:5ちゃんねる)でも評価がかなり高いです。 さて、いよいよ後半は『ドラえもん のび太のワンニャン時空伝』に隠されたメッセージを考察します! ネタバレを含みますので、先に映画を見たい方はこのタイミングで!
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