こんにちは。
突然ですがみなさんに質問です。
「世界の終わりは誰と過ごしたいですか?」
恋人と過ごしたい。
家族と過ごしたい。
友達と過ごしたい。
一人で過ごしたい。
犬と過ごしたい。
いろんな人がいると思います。
今回はそんな地球の最後を迎える二人の男女を描いたSF映画『エンド・オブ・ザ・ワールド』をご紹介します!
コメディと恋愛で描かれたちょっと変わった終末映画です。
『エンド・オブ・ザ・ワールド』の基本情報
作品名 | エンド・オブ・ザ・ワールド(Seeking a Friend for the End of the World) |
ジャンル | SF、ドラマ、恋愛、コメディ |
公開年 | 2013 |
監督 | ローリーン・スカファリア |
キャスト | スティーヴ・カレル、キーラ・ナイトレイ、コニー・ブリットン |
・主演は、ミニオンでおなじみの『怪盗グルー』シリーズでグルーの声を務めるスティーヴ・カレル
『エンド・オブ・ザ・ワールド』のあらすじ
小惑星の衝突により、滅亡が間近に迫った地球。
そこに暮らす中年のドッジは、滅亡まで残り少ない日々をただ無気力に過ごしていた。
だがそんなある日、今まで顔も合わせなかった隣人女性ペニーに声をかけ、次第に二人は打ち解けていく。
すると彼女は彼に、それまで間違って届けられていた彼宛の郵便物を渡す。
なんとその中には、彼が今も心に想っている高校時代の恋人オリヴィアからの手紙が入っていた。
これを知ったドッジは、ペニーと共に、オリヴィアを探す旅に出ることを決心するのだった。
『エンド・オブ・ザ・ワールド』の3つのおすすめポイント
作品を彩る名曲たち
1960年代~2010年代の幅広い名曲たちが、作品をより良くする調味料のような存在になっています。
以下、挿入歌リスト。
・The Cherry Tree – Steve Sidwell
・Devil Inside – INXS
・Bopology – Ray Davies
・Dance Hall Days – Wang Chung
・Home To Sacramento – The Steam Machine
・Cinco De Hiphop – Francisco Santacruz
・Ooh – Scissor Sisters
・New Day – Hello Moon
・Everybody Have Fun Tonight – Wang Chung
・Pastel Lights – Ishi
・Sex Tourists – French Kicks
・On My Radio – The Selecter
・My Time To Shine – Guilty SImpson
・Set Adrift On Memory Of Bliss – P.M. Dawn
・In The Time Of My Ruin – Frank Black
・Let’s Go Out tonight – Lions
・Cavaleade – Roger Renaud
・This Guy’s In Love With You – Herb Alpert & The Tijuana Brass
・Tijuana Ride – Paul Williams
・The Sun Ain’t Gonna Shine – The Walker Brothers
・The Air That I Breathe – The Hollies
・Stay With Me – The Walker Brothers
全23曲!お気に入りの曲がある人はそれだけでもこの映画に興味を惹かれるのではないでしょうか。
洋画特有のノリとセリフが最高
これは私個人の好みですが、洋画特有のノリやセリフが大好きです(笑)
この映画にはそれが満載!
例えば、
「次は交通情報です。エイミー!」
「こちらは最低です!」(7:07)
「最後の晩餐だぞダイアン。キリストだって最後くらい酔ってたさ。レモネードなわけないだろ。」(8:57)
「マッドスライドは?」
「ぶっとぶわよ」
「じゃあ二つもらえる?」
「ええ」(41:44)
こういう過剰な表現やアメリカンジョークが全編にわたって散りばめられています(笑)
それに加えて声優陣は、ドラゴンボールのブロリーやバイオハザードのKマートの声優を務めている方なので、超ベテラン!
声優としての技術もあり、洋画吹き替えのコツもとらえている方たちなので、聞きとりやすく、おもしろい!
その他、なだぎ武さんと友近さんが扮するキャサリン&ディラン・マッケイばりの演技をする方もいるのでいちいちツボです(笑)
パニック感が少ない変わった終末映画
地球に危機が訪れる映画と聞いて、1つ思い浮かぶ作品は『アルマゲドン』(1998)。
こちらは、迫りくる小惑星で訪れる地球最後の危機と、それに立ち向かう男たちを描いた映画ですが、こちらの作品『エンド・オブ・ザ・ワールド』はパニック要素が申し訳程度にあるだけで、人々はどこか楽観的です。
しかし、その分全編をほのぼのと見せるコメディ要素と恋愛要素が豊富なので、激しくない映画が好きな人にはオススメ!
特にラストシーンはかなり素敵な演出です。
『エンド・オブ・ザ・ワールド』を見た感想・レビュー
アマゾンレビューは高評価の☆3.7!
さん
評価: 4.0明日この世が終わるならどう過ごしたいというテーマを、ロードムービーとして表現していてとても良かったです。主人公たちもチャーミングで魅力的でした。もう少し長くていいから丁寧な描写があれば、なお良かったと感じました。
さん
評価: 4.0脚本が非常によく練られており、途中で飽きずに最後まで見ることが出来ました。犬が存在することによって2人の間にある適度な距離感が表現出来ていたと思います。
さん
評価: 4.0主演のカップルを演じたスティーヴ・カレルとキーラ・ナイトレイも等身大のキャラをリアルに演じていて好感度高いです。音楽もかわいくて、何度か見返したくなる素敵な小品。おすすめです。
(アマゾンレビューより、一部省略。匿名。)
『エンド・オブ・ザ・ワールド』はどんな人におすすめか
・恋愛映画が好きな人
・1つでもお気に入りの音楽がある人
・洋画特有のセリフやノリが好きな人
・パニック系ではない終末映画が好きな人
地球に隕石が衝突するまでの日々を描いた映画ですが、終末感・悲壮感はあまりありません。
逆に、ロマンティックな恋愛映画を求めている人にはぴったりの作品です!
さいごに
みなさんはどんな最後を迎えたいですか?
私はやっぱり犬と過ごしたいなぁ。