【犬好き閲覧注意】笑いから恐怖へ変わるホラーコメディ『帰ってきたヒトラー』

あらかじめ犬好きのあなたに伝えておきます。

 

この映画の中で犬が殺されるシーンがあります。

もちろん作り物ですが、気分を害される方は視聴をおすすめしません。

 

 

 

さて、

「そんなことは関係ない!!!本当に起こっているわけではないから気にしない!」というあなた。

 

今回ご紹介する映画『帰ってきたヒトラー』はめちゃくちゃおもしろい。

 

しかし、普通のおもしろさではありません。

 

笑いながら見進めると、いつのまにか鳥肌が立つホラーに変わっている

という不思議な映画。

 

 

ということで『帰ってきたヒトラー』をご紹介します!

 

 

『帰ってきたヒトラー』の作品情報

『帰ってきたヒトラー』配給:ギャガ
作品名 帰ってきたヒトラー
(Er ist wieder da)
ジャンル コメディ、ドラマ、ホラー
公開年 2015年
監督 デヴィット・ヴェント
キャスト オリヴァー・マスッチ
ファビアン・ブッシュ
カッチャ・リーマン

 

 

『帰ってきたヒトラー』のあらすじ

2014年、ドイツのベルリンに蘇ったヒトラーは、テレビ会社をクビになったザヴァツキとともに自主動画を撮影するためドイツ中を旅する。

動画と共にヒトラーはたちまち国中の人気者となり、テレビのスターとなっていく。

 

 

『帰ってきたヒトラー』に登場する犬

『帰ってきたヒトラー』配給:ギャガ
犬種 役名
ジャック・ラッセル・テリア
ブルドッグ
シェパード
スタンダード・プードル
フレンチ・ブルドッグ
テリア系の犬 スウィーティー

ヒトラーによって殺されたジャック・ラッセル・テリアの犬。

冒頭でも言いましたが、この映画には犬が殺されるシーンがあります。

もちろん殺されるシーンはCGで、死体も作りものです。

こちらの動画にどのようにしてCGが作られたか分かります↓

CGMeetup : Community for CG & Digital Artists

Look Who's Back Vfx Breakdown Selected breakdowns of the ext…

このシーンがなければなぁ!

唯一『帰ってきたヒトラー』の中でもったいない部分です。

 

 

『帰ってきたヒトラー』の3つのおすすめポイント

笑いがいつのまにか恐怖へ変わるホラーコメディ

ホラーコメディと言えば、『カメラを止めるな』や『タッカーとデイル』のようなお笑い要素が強い映画を想像しますが、『帰ってきたヒトラー』はひと味違います。

笑っていたはずががいつのまにか恐怖に変わっているんです。

1番怖いのが境目が分からない事。

はじめ、現世にタイムスリップしてきたヒトラーが発展した文明の機器に驚いたり、軍服の代わりに普通のおじさんの服を着たり、ヒトラーのやっていることがおかしくて思わず笑ってしまいます。

ところが、物語が進み、選挙活動に近いことをしていくと、ヒトラーの言っていることが正しく思えてくる恐怖。

見終わる頃には、「え、ヒトラーって本当はすごく良い奴だったんじゃないの?」という考えになっています。

自分の心がいつのまにか”右”に傾いてくる感覚を味わえます。

 

正論を武器にしたヒトラーという怪物

どこがホラーなのかもう少し具体的に言います!

そもそもヒトラーという人物が何をしたかご存知でしょうか?

ヒトラーは1933年ドイツの首相に選ばれた後、独裁者のようにドイツを先導することになり、第2次世界大戦を引き起こしました。また、人種主義による思想の元、障がい者・ユダヤ人の大虐殺を行ったことでドイツ人に忌み嫌われている人物です。

世界中の人たちが知っている歴史上の大悪党ですが、この映画を見ると感覚がマヒしてきます。

ヒトラーは上でも言った通り、人種間に優劣があるという考えをもつ人種主義です。

ドイツ人の血が優れていると考えており、ユダヤ人の血を忌み嫌っていました。

それをこの映画では犬になぞらえて例えています。

ヒトラー「あそこにジャーマン・シェパードがいるだろ。あれは純血種だね。それをダックスと混ぜ合わせると何ができる?」

女性「シェパードダックス?」

ヒトラー「どんな姿になる?」

女性「笑っちゃう。」

ヒトラー「想像してみてくれ。2匹のシェパードダックス同士をかけあわせてみるとする。もうジャーマン・シェパードには戻れない。ジャーマン・シェパードは消滅する。」

女性「そうね。」

ヒトラー「まさに今ドイツで起こっていることだ。」

よく考えれば違うことは分かりますが、不思議と人種が違う人達が同じ国にいることが間違っているような感覚に陥りませんか?

この映画はそうしたヒトラーの特性がうまい具合に表現されています。

 

予習が必要なアカデミックな笑い

落合陽一さんもおもしろいとおっしゃった『帰ってきたヒトラー』。

風刺コメディとして見るだけでも面白いですが、小ネタのためにある程度予習をする方がより楽しめます。

例えば、「Blitzkrieg(ブリッツ・クリーグ)」

これは電撃戦という意味で、当時ドイツ軍がポーランド侵攻の際に使用した戦闘教義のことです。

作中ではヒトラーが自分の軍服をクリーニング屋さんに預けて洗うシーンがあるのですが、

そのクリーニング屋さんの名前が「ブリッツ・クリーニング(電撃洗濯)」

「ブリッツ・クリーグ(電撃戦)」と「ブリッツ・クリーニング(電撃洗濯)」をかけているわけです。

こういう笑いは予習が無いと全く分からないので、見る前に少しヒトラーについて調べておくことをおすすめ。

 

 

『帰ってきたヒトラー』を見た感想・レビュー

アマゾンレビューは絶賛の☆4.4!

 

笑えるのに笑えない
こたろさん

評価: 5.0面白いが怖い。
怖いが面白い。
途中から「笑えるのに笑えない」状態になる映画。
何が怖いって、ヒトラーの言ってる事が正論に聞こえるから。
正論ほど怖い物はないって言えるとしたら、まさにコレ。
正論をぶちまけたからこそ民主主義社会で独裁者にまでなれたわけで。
でも忘れてはいけない。その本性はユダヤ人やロマ族や障碍者を虐殺した社会を作った人間だという事を。
この映画を観る前にWW2の頃のドイツやヒトラーについてある程度、勉強しておいた方がいいかも。でないと「ブリッツ・クリーニング」といったギャグを理解出来ないかもしれない。
「何故ヒトラーが現代によみがえったのか?」という説明はないが。それは「時代が求めたから」というのが案外、正解なのかもしれない

コメディーに見立てたスリラー
yarouさん

評価: 5.0終盤まで見ればスリラー、半ばまではコメディー。
いつ見てもするりと背筋を抜ける恐怖を感じられます。至極真っ当な事を言い、真っ当に支持されて、何故か正道から外れていく。
違う根本と正しい道が瞬間的に噛み合っていたのでしょうね。
あるべきレールが違ったのではなく、もとの出発が違っていた電車が一時的に合流して、元の路線に帰っていっただけでこれは詐欺でもなんでもありません。
間違ったのは乗車した側、終着駅をちゃんと確認して乗り込みたいものです。

ヒトラーの歴史をある程度詳しく知ってからみるとすごく面白いと思う
まつさんさん

評価: 4.0ヒトラーが1945年から現代にやってくる。ブラックコメディーで楽しくもあるが笑いの中にも含みがあるというか 色々考えさせられる映画でした。
ヒトラーにまつわるエピソード等を知ってからもう一度みたら、もっと細かい所で「おぉー!」って笑えたり納得したりできると思う。
「ヒトラー」はどこにいても「ヒトラー」なんだよなあ。

あのヒトラー節??聞いてて私はあやうくヒトラー信者になりそうになりました。
なんかドイツの人がヒトラーについて行ってしまったのも 解る気がする。
勉強してからもう一回見たい映画です。

見る時はヒトラーについて勉強してから見る事をお勧めします。

 

 

『帰ってきたヒトラー』はどんな人におすすめか

・犬が作り物だと割り切れる人
・アカデミックな笑いが好きな人
・ドイツに詳しい人
・ヒトラーに興味がある人
・新たなジャンルを体感したい人

 

何度も言いますが、犬が殺されるシーンがあります。

気分がいいものではないので、そこを割り切って見られる人にはおすすめです。

個人的に今まで見たことの無いジャンルなのでかなり高評価。

ホラーコメディを楽しみたい方はぜひ!

 

 

さいごに

コメディ要素強めのホラーコメディ映画『タッカーとデイル』はこちら↓

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