アートの楽しみ方

【犬で学ぶ】初心者からでもアートを楽しめる2つの方法

アートの楽しみ方

あなたは普段どれくらい美術館に訪れますか?

  • 何度も訪れている方
  • たまに訪れる方
  • 全く訪れない方

いろんな方がいらっしゃると思いますが、ほとんどの方が鑑賞中こんなことを考えているのではないでしょうか。

「すげえ」「でけえ」「やべえ」

の3つの言葉。

そして帰ってからこう思うんです。アートってよくわからん。

いや~~~~~分かります!だって私がそうなんですもん!

私も絵を見るのが好きで月に3回ほど展覧会に訪れますが、それでもアートはよく分からん!

  • 前半は何点かの絵の説明を読むが、後半は疲れて小走りで鑑賞。
  • 巻物とか、文書とかはガンガン飛ばす。
  • 最後は適当におしゃれな写真をとり、twitterかinstagramに流して「いいね」をいっぱいもらったら終わり。

アートを楽しむために行ったはずが、美術館というオシャレな空間にいるのを楽しんで終わりになっちゃっています。

「こんなはずじゃない!どうやったらアートをもっと楽しめるんだ!」

と悩んでいたとき、こんな言葉に出会ったのです。

 

アートは「コンテクスト」と「感覚」で楽しむもの。

 

これだけではなんのこっちゃよくわからないですよね。

そこで今回は「よくわからないアートを楽しむ2つの方法」をご紹介します!

ようやくあなたもアートを楽しめる!

 

 

なぜアートを学ぶのか?楽しむのか?

本題に入る前に1つお伝えしておきたいことがあります。

今、アートがアツいんです!!

著作家・コンサルタントの山口周さんが2018年に出版された本『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」』はアマゾンベストセラーに選ばれましたし、

教育改革実践家の藤原和博さんはNewsPicks動画コンテンツ「Weecly Ochiai」の「芸術をアップデートせよ」の回でアート教育の重要性をといていらっしゃいました。

NewsPicks

今回のWEEKLY OCHIAIは「芸術のアップデート」。ゲストは、教育改革実践家の藤原和博さんです。『知られざる北斎』…

今、アート教育が注目されているんです。

そんなこと言われても

  • 「わたし絵が下手で、ドラえもんを描くと中国のドラえもんになっちゃうんです。。。」
  • 「ぼく図工がずっと1で、版画をやるふりして、机に彫刻刀で自分の名前掘ってたんです。。。」

違う違う、そんなの全く関係ない!(らしい)

工作したり絵を描いたり実際にものをつくるのは大事じゃないそうです。

アートとは何かを理解すること、鑑賞眼、美意識を養うことが大事なんです。

 

アートが分かるとどうなるか?

  • 表現力があがる
  • 論理的思考力が身に付く
  • プレゼンテーション能力があがる
  • 集中力があがる
  • 観察力があがる

という効果があるそうです。

すごくないですか?

アートを楽しむだけで頭が良くなるんです。

というか、「アートを楽しむこと」≒「アートで頭を鍛えること」になります。

さて、アートを楽しみたい気持ちが高まってきたところで本題の2つの方法を説明していきます。

 

コンテクストで楽しむアート

1つ目は、コンテクストつまり”作品の文脈”を学んでアートを楽しむ方法です。

  • 作者、タイトル、製作年、制作場所
  • 作者の人間関係、生い立ち
  • 影響を受けた画家、画風、美術学校
  • メッセージ、社会情勢、社会問題、時代背景、歴史、美意識

などを学ぶことが、アートをコンテクストで楽しむために必要な要素です。

アートは作品単体でも楽しめますが、作品の文脈を知るとさらに楽しむことができます。

作品の文脈を知ると、「社会で何が問題になっているのか」「作者の伝えたいメッセージは何か」が分かるようになります。

キュレーターの小澤慶介さんによると現代アートとは

現代社会の情勢や問題を反映し、美術史や社会への批評性を感じさせる作品。

というものだそうです。

つまり、アートを知ることは世界を知ることなんです。

コンテクストで楽しむアートをレベルで表してみました!

あなたはどのあたりにいますか?

 

アート初心者

「あ、歌川広重の絵じゃない?歌川広重って確か浮世絵の人だっけ。この絵のタイトルなんやったっけ~。」

有名な画家なら聞いたことがあるレベル。

いろんな展覧会に訪れて、お気に入りの作者、作品を見つけて調べる癖をつけましょう。

最初はアートが分からなくても問題ありません!

 

次のステップに上がるには?

・絵の説明文を読んだり音声ガイドを聴いてみたりする。

最初はつまらなく感じてしまうものの、やはり実際に本物を自分の目で見た方が印象に残りやすいので、美術館に訪れることをおすすめします。

その際は気に入った作品の説明文を読んでみたり、音声ガイドを聞いてみたり、監視係や学芸員さんに質問してみたりすると理解が深まります。

・雑誌『美術手帖』やBS日テレ番組『ぶらぶら美術・博物館』などで知識を得る。

作品を見るだけでは分からない、裏話を知ることができておもしろいです。

例えば、印象派の画家ピエール・ボナール。

妻の入浴シーンを描くことで有名ですが、実は不倫もしており、妻か不倫相手の顔か判別できない感じになっています。

作者の人間関係も知ると、絵に深みが増します。

 

アート中級者

「歌川広重は江戸時代の画家。そしてこの作品は1857年に描かれた『名所江戸百景 高輪うしまち』という作品だな。絵で雨や風を表現するなんてすごい画家だな。」

作品の情報が分かっているレベル。

しかし、まだまだ他の画家とのつながりや時代背景までみれていない状態です。

このレベルは人に講釈をたれたくなるので、嫌われないようにご注意。

 

次のステップに上がるには?

・興味をもった画家に関連したことついて調べてみる。

関連する画家を調べるとコンテクストの理解が深まります。

例えば、ポスト印象派の画家に興味を持った場合、

「印象派→ポスト印象派→→→→ナビ派」

という、文脈があるのでその前後を調べてみるとおもしろいです。

印象派↓

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アート上級者

作品、作者、作風、時代背景、影響を与えた画家など、作品だけでなく関係する事柄についても知っているレベル。

ただ、やみくもに勉強したり、1から順番に調べたりすることはおすすめしません。

大事なのは気に入ったものから調べることです。

そうじゃないと、ガッコーのオベンキョウのようになってしまい、アートを純粋に楽しめなくなります。

以上、コンテクストでアートを楽しむ方法でした!

 

 

コンテクストだけでアートを楽しむと、「ウンチクをたらたらとの述べるいけ好かない奴」になってしまいます。

ではどうすればアートをもっと楽しめるか。

感覚で楽しむアート

もう一つは感覚、つまり”自分の感じたこと”を楽しむ方法です。

多くの方はこの方法で楽しむのですが、言語化する癖がついていないことが原因で何を見ても、「すごい」「やばい」しかでてこなくなります。

結局見終わった後思うのは「アートってよくわかんないなあ」。

これを脱却する方法は思ったこと・感じたことを言語化すること。

すると、絵を見る観察力が養われていき、表現力も増していきます。

つまり、アートを知ることは自分の能力を高めることでもあるんです。

感覚で楽しむアートをレベルで表してみました!

あなたはどのあたりにいますか?

 

アート初心者

「やばい」「すごい」「よくわからん」

語彙力が無さ過ぎて何をみても同じ感想しか出てこないレベル。

画像で表現するとこんな感じ。

目に見えてる作品の解像度がかなり低い。

アートが難しく感じてしまう、つまんなく感じてしまう原因です。

 

次のステップに上がるには?

・思ったことを言語化する

何も考えずに鑑賞すると、女の子を見て一言「かわいい。」で終わってしまいます。

しかし、どこが具体的にかわいいと思ったのか、どのようなかわいらしさがあるのかを言語化する練習をしてみてください。

・自分の好きなものを集める

自分の好きなものを100コくらい集めて、自分はいったい何が好きなのか美意識を鍛えてください。

Googleで好きな画家を画像検索すると、一気に見れるのでおもしろいです。

僕は犬が好きなのでいろんな画家が描いた犬の作品をこのサイトで集めています。

 

アート中級者

「この作品に描かれている8歳くらいの女の子は、歳のわりにどこか妖艶な雰囲気を漂わせている。靴下やサッシュ、頭のリボンもタータンチェックでそろえてしかなりのお洒落さんだな。おまけにモデルのようなポーズまで決めているし。でも、ぷくっとしたほっぺや、退屈そうな表情を浮かべてる様子をみるとまだまだ子供のような初々しさがあってかわいい。

単調な表現から脱却してきたレベル。

画像で表現するとこんな感じ。

それでもまだまだ作品の中には完全に見えていない不明瞭がある状態です。

次のステップに上がるには?

・絵を模写する。

美術館にあった絵の構図や色調、特徴的だったところを”全部”覚えて、喫茶店かどこかで描く。

作品に対する理解がより深まります。

・他人の作品を評点する

「良いものは良い」「悪いものは悪い」と作品の評点をしてみたり、批評文を書いてみたりする。

例えば、枕草子のような批評文が理想!

自分が好きなもので、今誰も好きだと言っていないものを「好き」だと分かりやすく説明できるようする。

 

アート上級者

自分の美意識を持ち、作品の価値が分かるレベル。

画像で表現するとこのくらいの明瞭度。

この作品のことではありませんが、

「この絵の光の加減、揺れ加減変だな。窓閉めて描かないといけないって習わなかったのかな。」

というように、自分の専門とする分野、美意識から感じたことを表現できるのが最終形です。

以上、感覚でアートを楽しむ方法でした!

先述した通り、どちらかだけやればいいというものではありません。

アートは「コンテクスト」と「感覚」の両方で楽しんでください!

  

 

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